完ぺきを目指さなくなると英語が話せる!

英語学習者の多くに、「完ぺきじゃないから自信がない」と考えて、話せなくなる傾向があります。
では、「完ぺきな英語」とは何でしょうか。

「LとRの発音がうまくできること?」
「難しい単語を知っていること?」
「綺麗に発音ができること?」
「aとtheがちゃんと使いこなせていること?」

では、またまた質問です。

「英語は世界共通言語ですが、どの国の、どの人が話す英語が完ぺきだと思いますか?」

私は、以前は、中学・高校のALTの先生が多かったアメリカ人やイギリス人が話す英語が完ぺきだと思っていました。
だから、英語を習得するためにアメリカに留学を決めたのもすごく簡単な選択でした。

世界の英語人口は、15億人と言われています。
世界の総人口は約73億人なので、5人に1人は英語が話せるという計算になります。

そして、この15億人のうち、ネイティブスピーカーはその約25%(3.8億人)しかいません。
残りの75%(11.2億人)は、第二言語として英語を習得している人たちなのです。

この第二言語を話す人たちは、インド人、フィリピン人、シンガポール、ドイツ人やフランス人などですが、
その人たちが話す英語は、母国語のなまりが混じった’イングリッシュ’であることが多いです。

インド英語は’ヒングリッシュ’、フィリピン英語は’フィリピンイングリッシュ’(普通。。。), シンガポール英語は’シングリッシュ’、などなど。

きっと皆さんも英語が聞き取りにくいなどで、苦労された方もいらっしゃるのでは?
(私は特にインド英語が苦手です。。。)

私がこれまでたくさんの英語を第二言語として話している方たちと話して気づいたことは、
彼女たちが話す英語が

『すでに完ぺきである』

ことを認め、誇りを持っていることだと思います。

どんなに訛りが強くても、どれだけイントネーションが変わっていても
その癖を上手く活かして、彼女たち自身の言葉にしていること。

私は舌足らずなので、英語の「Yes」や「Thanks」など最後に「s」がつく単語が苦手で
以前は、発話することに戸惑ったり、意識しすぎて話せなくなったりした時期もありました。
未だに指摘されることもありますが、今ではそれをチャーミングな私の一部として受け入れています。

完ぺきな英語を目指すのではなく
『すでに完ぺきであることを認めること』

これこそが私が大切にしている
『Imperfect = I’m perfect』です。

自分にある弱点や欠点、短所を認めることができた時に
『自分らしい英語』が話せるようになります。

まずは、どんな英語を話す自分にも「オッケー!」を出してみましょう!

「RとLの発音ができなくてもオッケー!」
「aとtheの違いが分からなくてもオッケー!」
「間違っても全然オッケー!」

それができた時に
どんな英語を話す自分も好きになり、自分らしい英語が話せるようになりますよ!

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